2013年08月21日

アジア・アトランティック・エアラインズ(HB)就航

 8/20にアジア・アトランティック・エアラインズが成田/バンコク間に就航しました。

 トラベルビジョンの記事が旅行業界関係者にはわかりやすいです。

 HISのチャーター会社、成田初便は満席−旅行会社に営業継続

 バンコクに本社を持つチャーター会社で、日本での販売は日本地区総代理店がおこないます。
GDS、CRSへの参加はまだありませんから、電話やメールでの予約、問い合わせです。

 アジア・アトランティック・エアラインズ

 外国の新規の航空会社ですが、定期路線でないこと以外はLCCと同じマーケットを開拓
することになるように思います。

 エアアジア、ジェットスター、スクートなどとの違いは、HISという日本の旅行会社の
資本で立ち上がったことで、外国資本という色がイメージとして薄まっています。

 料金も、燃油サーチャージ不要という打ち出しで、格安、パッケージ的な見せ方をしています。

 更に、外資のLCCが日本の旅行会社との連携にあまり積極的ではないのに対し、同社は
当然ながら(HIS資本)協力体制を打ち出しています。

 記事にあるように、初便はバンコク発でほぼ満席ということで、インバウンドの捕捉にも
期待がかかりますが、そこはタイの航空会社という現地の支持を得やすい仕組みだと思います。

 マネタイズ、レバレッジという商売感覚を生かした経営が必要になるでしょうが、まさに
拡大中のアジア市場ですから、日本の旅行業の将来性を考える突破口にもなりうると期待します。


 ミャンマー国際航空も年内には茨城空港にプログラムチャーターを就航させることになります。

 茨城空港ミャンマー便 19日に就航調印(茨城新聞)

 成田や羽田より安いコストが茨城空港利用のメリットでしょうから、運賃も魅力的なものに
なることを期待します。

 他にもバニラエアーの立ち上げなど、LCC、チャーター関連の航空便がそのシェアを
どんどん伸ばしてきます。

 有用なサービスを活用し、需要に結びつけることが旅行会社のお家芸でありますから、是非
チャンス到来と考えて、ビジネスに弾みをつけて欲しいと思います。

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2013年07月29日

エアライン満足度調査2013(エイビーロード)

 エイビーロード調査の全文はこちら(PDF9ページ)

 エアライン満足度調査2013

 まず総合のトップ10を見ると、

 1位(1位) (2位) シンガポール航空
 2位(2位) (1位) エミレーツ航空
 3位(6位) (17位) 日本航空
 4位(11位) (12位) トルコ航空
 5位(3位) (3位) ANA
 6位(17位) (18位) エバー航空
 7位(14位) (7位) カタール航空
 8位 * * エティハド航空
 9位(19位) (11位) KLMオランダ航空
 10位* * ● ピーチ・アビエーション
 ※カッコ内は前年、前々年順位

 以上です。

 特徴としては不動のSQ、EKという並び。

 次いで中東キャリアの躍進。

 そしてLCCであるピーチの10位初登場。しかもLX、TG、AY、CXなどを抑えての
10位です。

 LCCではピーチの他、CX、AFと同点20位に済州航空がランクインしました。

 昨年が日本市場においてはLCC元年というタイミングでしたが、果してこれがベンチマーク
となるのかどうか。

 調査中、LCCに好意的な回答とそうでない回答はほぼ6:4に分かれており、話題性の高さ
がそのまま評価にリンクはしていません。この事は、LCCが単純に前途洋洋という判断にはまだ
なっていない事を現しています。

 全日空がエアアジアと契約を解消したことや、LCCによって業績やポリシーが異なる現実は
いまだ過渡期、模索期にあると理解してよいと思いますし、旅行会社との連携然り、それぞれの
進む道が特色としてあらわれるのはこれからでしょう。


 さて、アンケートのカテゴリー別ですと。1〜3位の上位ランクは以下のようになります。

 機材・設備   1位 SQ/EK(同点)3位EY
 客室乗務員   1位 SQ 2位 EK 3位 JL
 空港内係員   1位 JL 2位 SQ 3位 NH
 機内飲食    1位 SQ 2位 EK 3位 EY
 機内エンタメ  1位 SQ 2位 EK 3位 EY

 機内飲食で日系キャリアが20位に入っていないことに少々驚きました。

 さらに、全カテゴリーを通じて、UA,DL、AAの北米キャリアは一社も20位以内に入
っていません。

 本順位はあくまでも任意抽出の利用者のアンケート結果であり、他にも整備や安全性、会社
ごとの資産内容や収益力、株主への還元力など、様々な指標がありますから一概に優劣は語れ
ません。

 ただ、後にも先にも、狙った市場の消費者の支持を得るための努力を各社行っているわけで、
これは旅行会社にも他の産業にも同様の事が言えます。

 特に、「グローバル」が叫ばれる今日、世界のエアラインとの比較や参考になる支持理由を
こういうデータで参照できることはとても良いことだと思います。 

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2013年02月18日

日本発着のチャーター便数

 旅行各社、チャーター便ツアー増 顧客囲い込み狙う(産経ニュース)

 気が付く限りにおいては、日本各地の空港からチャーター便が飛ぶという
ニュースが、そこそこあったように思います。

 しかし、改めてその便数を聞いて驚きました(下図)

 チャーター便数.png

 集計待ちでしょうが、

 通年でも22年度の7867本を上回り、過去最高となる可能性がある。(引用)

 年間8,000本近いチャーター便が就航したことは知りませんでした。

 チャーター便の就航には色んな需給、政策的な要請が絡んできます。

 2010年に日本航空が会社更生手続きに入って以降、国内線の路線縮小が相次ぎ、
地方空港の利用計画や利用者数の実績が低迷しました。各地方公共団体と空港会社挙
げての空港利用振興策として、チャーター便の誘致が行われるケースがあります。そ
してそこで地域の旅行会社が企画商品や団体需要で座席を販売する構図です。

 チャーター便目的ではなく、航空会社と当該空港が定期運航路線を開設する為の
実績作りとして就航するケースもあります。これは一定期間運航をし、プログラム
・チャーターという呼び方をします。

 旅行会社が自社商品の販売の為に、航空会社と直接契約でフライトを買い取る場合
もあり、売り残しのリスクがありますが、成功すれば大きなビジネスとなり、取扱人員、
販売額、収益、対航空会社、ランドオペレーターへの実績作り、企画商品販売にあたり、
販売店への手数料還元など良いことづくめです。

 逆に失敗すると大赤字というリスクがある為、地域の複数の旅行会社で責任販売
座席を分割して担当する、スプリット・チャーターという方法をとる場合もあります。

 GWの楽天トラベルのグアムチャーター、HISは自前のチャーター会社設立と、
旅行各社も積極的に取り組んでいくべき分野でしょう。

 チャーターの仕立て、ある程度の力仕事が必要な座席販売については、ウェブ専業
のビジネスより、アナログ系が強いと個人的には考えていますから、特に楽天のチャ
ーターが成功すると、「いい日旅立ち」とは言え、新たな可能性が見えてきます。

また、(引用)

 27年春に北陸新幹線の金沢延伸を控え、富山空港の需要減が危惧される富山では、
県の誘致活動が実り、JTBなどが5月にバンコクとの間を結ぶチャーター便を運航
する。県の総合交通政策室は「バンコク発着便は初。立山黒部アルペンルートの人気
がアジアで高まっており、今回の運航を観光客の増加につなげたい」と話す。

 というように、鉄道網の整備もチャーターの利用を促進します。このケースでは、
発旅行とインバウンドのダブルの効果が得られることが期待されます。

 LCC2年目を迎え、チャーターの提供航空会社、形態も多様化してくると思わ
れます。

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posted by フレームツリー at 12:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通機関(航空、鉄道、バス、船舶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月29日

LCCと旅行会社

 昨日に続き、LCCの動き、というよりLCCと旅行会社の動きです。

 LCC、パックツアーも価格破壊 旅行代理店とタッグ(産経ニュース)

 以下引用

 エアアジア・ジャパンは、旅行代理店のビッグホリデーと組み、1月上旬から成田空港
発着の国内3路線(札幌、福岡、沖縄)で、格安旅行商品の販売を初めて開始した。
 1泊2日の商品では、札幌が最安値8800円、福岡が同9800円。
沖縄も同1万800円と、従来の旅行商品に比べて半額以下の料金設定とした。札幌に限
れば、日帰り(同7800円)も用意した。売れ行きは、「当初の想定を上回る」(同社
首脳)という。

 引用以上

 札幌1泊2日だと、造成の内訳は、航空運賃@¥3,000×RT+ホテル@¥2,800
あたりの底値でしょうか。実際の商品は下のとおり。一人部屋追加料金の無いデフォルトの
ホテルがありますが、ステイタスRはリクエストといった所でしょう。

 【突ゲキ価格】思いたったら...ちょっと“空”まで
 エアアジアで行く札幌2日間 <成田空港発着>
 札幌市内・小樽市内・定山渓の10ホテル(朝食付き)よりお選びいただけます!

 ご覧頂くと、なるほど、という内容かと思いますが、更に国際線の商品も造成が
予定されているようですし、ピーチとHIS、ジェットスターとJTBという提携も
あるようです。

 アライアンスのような結びつきは、旅行業界にとっては悪い意味で「一蓮托生」と
いうことになりかねないので、各社、全方位外交となるでしょう。

 いずれにしても、こうした動きは始まったばかりですが、更に安い料金を追求する
流れは、デフレ脱却とは真逆に進んでいます。

 特に旅行商品については、一旦下がった下限旅行代金は「前例」として消費者の頭
に残ります。最安値をフックにアテンションを集め、収益の残る販売分布に持って行
くやり方は旧態依然として続くと思われます。

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posted by フレームツリー at 14:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通機関(航空、鉄道、バス、船舶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月28日

LCC3社の保有機数

 読売オンラインからのニュースです。

 LCC3社、4年で航空機5倍に…アジアで増強

LCC.png

 2016年には(以下引用)

 3社合計の年間提供座席数は3022万席となり、11年度の全日空グループ
(6918万席)の43%に達する規模となる。

 LCC各社は航空機を増やして、国内線だけでなく、24時間空港である関西国際
空港や中部国際空港などを活用し、韓国、台湾、中国などのアジアを結ぶ国際線も大幅
に増やすことになりそうだ。

 (引用以上)

 ということで、昨日現在3社合計で16機の航空機が74機に増えるようです。

 16機だけでもLCC元年と大々的に取り上げられました。航空機が5倍に増え
るということはLCCの市場もそれに応じて膨らむということです。つまり旅行市場
の拡大ともリンクします。同時に既存のキャリアとのシェアも、内訳は変ってきます。

 個人的に春先に東京から福岡へ大人4人で往復する予定が出来ました。過去、羽田
空港からの早割りを利用、片道1万5千円程度で買えれば、まあ安く上がったかな、
と感じていました。往復で一人3万円ちょっとです。

 今回試しにジェットスターのWEB予約の料金を検索しましたら、往路3千円台、
復路4千円台で往復で一人9千円程度しかかからないことが判りました。

 これまでの3分の一以下の運賃に、市場がなびかない訳がないと、遅まきながら
納得してしまいました。成田と羽田までの交通費の差を呑み込んで尚充分です。
普通運賃と比べれば往復で7分の一もありえます。

 更に、この料金ならこれまで一回だった旅行も2回出来るね、と喜ぶ消費者も多い
と思われます。その限りでは、受けの観光地の訪問客も2倍です。まさに市場の拡大
に寄与するモデルが動き出しています。

 LCCの中にも自社販売に特化するところ、旅行会社との関係を強化するところに
分かれると思われます。外航の国内線進出、更にスカイマークを始めとする元祖格安
航空会社の対応も注視が必要です。

 国際線への進出も市場拡大ですし、その飛行機で海外から当事国の旅行者がインバ
ウンドとして訪日します。

 こうした展望の中に旅行会社の進む道をどうデザインするか。石橋を叩いても渡ら
なければ、新しい波は橋を押し流してしまいます。

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