2013年02月18日

日本発着のチャーター便数

 旅行各社、チャーター便ツアー増 顧客囲い込み狙う(産経ニュース)

 気が付く限りにおいては、日本各地の空港からチャーター便が飛ぶという
ニュースが、そこそこあったように思います。

 しかし、改めてその便数を聞いて驚きました(下図)

 チャーター便数.png

 集計待ちでしょうが、

 通年でも22年度の7867本を上回り、過去最高となる可能性がある。(引用)

 年間8,000本近いチャーター便が就航したことは知りませんでした。

 チャーター便の就航には色んな需給、政策的な要請が絡んできます。

 2010年に日本航空が会社更生手続きに入って以降、国内線の路線縮小が相次ぎ、
地方空港の利用計画や利用者数の実績が低迷しました。各地方公共団体と空港会社挙
げての空港利用振興策として、チャーター便の誘致が行われるケースがあります。そ
してそこで地域の旅行会社が企画商品や団体需要で座席を販売する構図です。

 チャーター便目的ではなく、航空会社と当該空港が定期運航路線を開設する為の
実績作りとして就航するケースもあります。これは一定期間運航をし、プログラム
・チャーターという呼び方をします。

 旅行会社が自社商品の販売の為に、航空会社と直接契約でフライトを買い取る場合
もあり、売り残しのリスクがありますが、成功すれば大きなビジネスとなり、取扱人員、
販売額、収益、対航空会社、ランドオペレーターへの実績作り、企画商品販売にあたり、
販売店への手数料還元など良いことづくめです。

 逆に失敗すると大赤字というリスクがある為、地域の複数の旅行会社で責任販売
座席を分割して担当する、スプリット・チャーターという方法をとる場合もあります。

 GWの楽天トラベルのグアムチャーター、HISは自前のチャーター会社設立と、
旅行各社も積極的に取り組んでいくべき分野でしょう。

 チャーターの仕立て、ある程度の力仕事が必要な座席販売については、ウェブ専業
のビジネスより、アナログ系が強いと個人的には考えていますから、特に楽天のチャ
ーターが成功すると、「いい日旅立ち」とは言え、新たな可能性が見えてきます。

また、(引用)

 27年春に北陸新幹線の金沢延伸を控え、富山空港の需要減が危惧される富山では、
県の誘致活動が実り、JTBなどが5月にバンコクとの間を結ぶチャーター便を運航
する。県の総合交通政策室は「バンコク発着便は初。立山黒部アルペンルートの人気
がアジアで高まっており、今回の運航を観光客の増加につなげたい」と話す。

 というように、鉄道網の整備もチャーターの利用を促進します。このケースでは、
発旅行とインバウンドのダブルの効果が得られることが期待されます。

 LCC2年目を迎え、チャーターの提供航空会社、形態も多様化してくると思わ
れます。

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posted by フレームツリー at 12:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通機関(航空、鉄道、バス、船舶) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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